導入・選定ガイド

ネットワーク監視ツールの最新トレンド――「警報装置」から「アシスト役」に進化

文◎坪田弘樹(編集部) 2017.11.14

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

異常を通知するのが主な役目だったネットワーク監視ツールが大きく進化している。障害の原因や影響を分析し、復旧に必要な情報も自動的に収集。運用管理業務を下支えするアシスト役へと変貌している。

 
ネットワークに接続しながら業務を行うことが常態化した今、企業活動はネットワークの稼働状況に大きく依存している。一時的にでもネットワークが停止すれば、業務はストップする。クラウドへの依存度が高い企業ならなおさらだ。

このネットワークの安定稼働を支えるのが「ネットワーク監視ツール」である。スイッチやルーター等のネットワーク機器の稼働状況やトラフィックを監視して、障害や性能劣化が発生した場合に運用管理者へ通知するものだ。

「監視しない」は大きなリスクネットワーク監視ツールは、ネットワーク運用やクラウドサービスの提供を事業とする通信事業者/サービスプロバイダー、および大規模ネットワークを運用する大企業では従来から使われてきたものの、中堅中小企業にはあまり普及してこなかった。導入コストが高く、運用に高度なスキルが必要なためだ。小規模なネットワークでは、コストを抑えるために無料のフリーソフトが使われているケースも珍しくない。

だが最近は、中小規模ネットワークでもネットワーク監視ツールの導入ニーズが高まっている。監視をしない、あるいはフリーソフトで間に合わせるという選択は、企業活動を停止させかねない大きなリスクを生むからだ。

このニーズの変化を受けて、コストを抑えながら導入することが可能で、かつ運用が簡便な中小規模向けの製品が増えてきている。

一方、企業ネットワークの大規模化・複雑化が進み、運用管理者の負荷が増大していることを背景として、監視ツールの機能も進歩している。

特に注目すべきポイントは、障害の原因と影響範囲を分析する機能や、情報の収集/フィルタリングを自動化する機能が拡充されていることだ。ネットワーク監視ツールが発するアラートを受けて人が行っていた作業を、これらの機能で代行あるいはサポートすることによって運用負荷を軽減する。さらに、監視対象もサーバーやストレージ、仮想環境やクラウドへと広がり、ITインフラ全体を一元的に監視することも可能になってきている。

従来は、ネットワーク機器の異常や障害発生の通知を行う、文字通り「監視」のためのツールであったものが、最近では、ITインフラ全体の状態把握から障害検知後の対処までオペレーションを効率化するソリューションへと進化しているのだ。

本稿では(1)ネットワーク監視ツールの裾野を広げる動きと、(2)機能進化の2つの側面で、ベンダーの動きと製品トレンドを見ていく。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

limelight1805
d-link1805
ms1804

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】IoT FUTURE CITY
 [IoTは暮らしをどう変えるか]“おらが街”もデジタル化
 [柏の葉スマートシティ]IoT事業創造の一大拠点に
 [Fujisawa サスティナブル・スマートタウン]持続的に成長する街を
 [Fukuoka City LoRaWAN]IoTで変化を生み出す街


◆[インタビュー] NEC 河村厚男常務「キャリア事業を構造改革」 ◆「日中間通信」の課題と攻略法 ◆ソフトバンクが日本初のNB-IoT ◆モバイル市場の公正競争の今後 ◆急成長するシスコの“サービス”事業

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

SigfoxSigfoxが開始1年で100万回線!
いよいよ花開くIoTビジネス

LPWAの代表格「Sigfox」の最新動向と活用事例を徹底レポート!

WatchGuard Wi-Fi Cloud不正APを自動遮断するWIPS搭載!
ソーシャルWi-Fiで販促支援も

セキュアな無線LAN環境を実現できる「WatchGuard Wi-Fi Cloud」

無線LAN構築・運用のポイントをSCSKが語る

無線LANの大きなトレンドとなっている「クラウドWi-Fi」で課題解決!

ジェイピー・セキュア導入実績100万サイト以上の
国産WAF「SiteGuard」

業界最速レベルで防御機能を提供するジェイピー・セキュアのWAF製品

ライムライト・ネットワークスクラウド型WAFでWebサイトを保護

ライムライトなら、自社のCDNやDDoS対策との多層防御でオリジンサーバーを攻撃から防御できる。

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

CASO新技術のホワイトボックス
M2Mルーターは「切れない接続」

Foxconnグループでホワイトボックスを展開するCASO。

東京エレクトロンデバイスグローバル企業のSaaS活用を後押し
マルチクラウド化の準備はCASBで

マルチクラウドを一元的に管理したい。そんな望みを叶えられる。

拠点・モバイルをつなぐだけ!
クラウドの安全はシンプルに守る

クラウド利用の拡大とともに複雑化するセキュリティ課題を解決!

NetskopeCASBでクラウドはどこまで操れるか
既存のセキュリティとどう違う?
 

Netskopeを例にCASBの機能と使い方、メリットを整理した。

ソフトバンクソフトバンクがSMB向けの
ソリューションパートナー募集!

働き方改革を中心に新たなソリューション開発を支援する。

日本マイクロソフトSkype for Businessを
快適に使いこなすコツとは?

UCの導入効果を最大化するためには備えが必要だ。

日本ビジネスシステムズ“電話”からはじめる働き方改革!

日本ビジネスシステムズのクラウドPBXは、働き方改革を目指す日本企業にピッタリのIP電話サービスだ。

Dialpadピュアクラウドで進化し続ける電話

「PBXを買いたくない」「電話回線を引きたくない」。そんな企業に最適なクラウドテレフォニーがある。

東京エレクトロンデバイスIoTデバイス特化のAIで異常検知

IoTデバイスを狙ったマルウェアが急増中だ。ZingBox IoT Guardianは、IoTに特化したAIで検知する。

Aruba次世代NACでIoTの脅威をブロック

Arubaの次世代NACはエージェントレスでIoT端末にも対応! リスクを検知し有害端末を隔離できる。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション20180226
ngn
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます