企業ネットワーク最前線

<特集>つながる工場のネットワーク入門 コラム

工場のワイヤレスIoT化は「計画的に」

文◎唐島明子(編集部) 2017.08.22

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

製造ラインの制御を目的にしたネットワークは、まだまだ有線だ。センサー情報の収集や稼働状況の監視などの用途で、最近は工場内でも無線ネットワークの活用が進んでいるものの、無線化はこれからが本番となる。工場の無線化の現状やポイントについて紹介する。

 
スウェーデンのHMS Industrial Networksの調査によれば、工場全体に占める無線ネットワークの割合はまだ6%に過ぎない。だが、産業用イーサネット以上の成長率で急成長している(図表1)。

 

図表1 産業用ネットワークのマーケットシェア2017
図表1 産業用ネットワークのマーケットシェア2017


工場のネットワークを無線化する最大のメリットは、製造ラインを変更する際にケーブルを意識する必要がなく、物理的に断線する心配がないことだ。

しかし、課題もいくつかある。大きな課題の1つとして、「無線で利用する周波数帯は有限であること」を挙げるのは、情報通信研究機構(NICT) ワイヤレスネットワーク総合研究センター ワイヤレスシステム研究室 主任研究員の板谷聡子氏だ。同氏は、オムロンやNEC、富士通などとともに、工場内の安定した無線通信の実現を目指す「Flexible Factory Project(FFPJ)」を推進している。

無線ネットワークで利用する周波数には限りがあるため、混雑すると通信が不安定になる。場当たり的に導入してしまうと、「作業を効率化するために無線を導入したのに、全く通信できない。逆に生産性が低下してしまった」などという事態に陥る可能性もある。

そこで重要になるのが計画性だ。計画的に使ってこそ、無線ネットワークのメリットを最大限に活かすことができる。そのためには、どのようなデータを流すのか、用途を見極めながら無線規格を選択していくことがポイントになる。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

uniadex1709
yamaha1710
softbank1710

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】IoTと宇宙
<Part 1>衛星画像で超広域IoT
<Part 2>これが未来の衛星通信だ
<Part 3>センチメーター級測位がIoTを変える

◆京セラコミュニケーションシステム 黒瀬社長「Sigfoxで世の中は変わる!セルラーIoTとは別世界だ」 ◆働き方改革で用途広がるPBX/ビジネスホン ◆導入後に困らないWi-Fiを作ろう ◆“タフな無線”でドローン操縦 ◆「IoT自販機」を地域の見守り拠点に

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
iot16
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます