企業ネットワーク最前線

ソニックウォールが事業戦略説明会、日本初のパートナープログラム開始

文◎太田智晴(編集部) 2017.05.15

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

ソニックウォール・ジャパンは2017年5月12日、本社CEOの来日に合わせて、記者説明会を開催した。

昨年11月にデルから独立したソニックウォール。これに伴い、新たにCEOに就任したビル・コナー氏が強調して説明したビジョンが、「Automated Real-time Breach Prevention」である。

これは、ディープラーニングも活用したクラウドベースのセキュリティソリューションで実現されているもの。

すでにインターネットトラフィックの大半は暗号化されており、「2年後にはマルウェアの80%が暗号化されたトラフィックから来ると言われている」というが、Automated Real-time Breach Preventionではまず、そのペイロードが暗号化されているのか、暗号化されていないのかを確認。続いて、ディープラーニングによって、マルウェアかどうかを判定する。

ただ、これで検知できるのは、既知のマルウェアファミリーに属する脅威に限られる。コナー氏によると、99%超のマルウェアは何らかのファミリーに属するが、残り1%のマルウェアは検知できない。

そこで、こうした未知のマルウェアについては、クラウドベースのサンドボックスで判定を行う。ソニックウォールのサンドボックスは、3種類の異なるエンジンを備えているのが特徴だ。サンドボックスによって、マルウェアだと分かれば、その情報はディープラーニングのほうにフィードバックされる。

こうした一連の分析にかかる時間は、「エンド・トゥ・エンドでほとんどの場合、2秒くらい」とコナー氏。ソニックウォールが「リアルタイム」を謳っているのは伊達ではないようだ。

なお、ソニックウォールでは現在、4つめのサンドボックスエンジンも開発中だという。

ソニックウォール
(右から)ソニックウォール CEOのビル・コナー氏、ソニックウォール・ジャパン 代表の藤岡健アジアパシフィック&ジャパン バイスプレジデントのスコット・マクレディ氏

「ソニックウォール大学」でパートナー向け教育代理店向けのプログラムである「SecurityFirst パートナープログラム」の日本での開始も発表された。実績に応じて代理店にリベートを支払うインセンティブの仕組みなどが用意されている。「これまで日本には、オフィシャルのパートナープログラムがなかった。今回が初めて」(ソニックウォール・ジャパン代表の藤岡健氏)だという。

海外では、独立した昨年11月からSecurityFirst パートナープログラムがスタートしており、150日間で1万社が登録。そのうち2000社は新たに迎えたパートナーであるそうだ。

SecurityFirst パートナープログラム 
SecurityFirst パートナープログラムの概要

パートナー向けの教育プログラムである「SonicWall University」の提供も始める。ソニックウォールのWebサイト上で、セキュリティに関する様々な知識を学べるもので、「地域に合ったローカライゼーションを行っていきたい」とアジアパシフィック&ジャパン バイスプレジデントのスコット・マクレディ氏は説明した。

スペシャルトピックスPR

macnica1705
arbor1705
checkpoint1706

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】つながる工場の
   ネットワーク入門

  <Part 1>一般オフィスとはココが違う!産業用イーサネットの世界
  <Part 2>工場IoT化の教科書 <Part 3>つながる工場の守り方

● シスコシステムズ 執行役員 A・マッティー氏「働き方改革は“会議改革”から!世界中の会議室をコラボ空間に」 ● ソニー、100km飛ぶ「独自LPWA」で世界狙う ● ビジネスチャットの「つぶやき」で働き方改革

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
ライムライトネットワークス Dbanner

スペシャルトピックス

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

中堅・中小企業を支援する宝情報がUTMのサポートサービスを開始する。

教育現場への無線LAN導入を成功させるための3つのポイントとは?

スマートデバイスを標的にした未知の不正アプリにも対応できる。

設計から製造までセキュアなプロセスで、他のAndroidにはない安全性。

Webサイトの利便性とセキュリティ向上を同時に実現できる最適解とは?

東京海上日動コミュニケーションズの「働き方改革」を徹底レポート。

モバイルの安全な業務利用を実現するEMMが“次の進化”を始めている。電話やチャット、つまりUCとの連携だ。

いつものUIでSkype for Businessの機能をフル活用できる電話機が登場。

マクニカネットワークスが取り扱うIncapsulaはDDoSだけでなく、Webサーバーへの不正アクセスも防御する。

オンプレミスとクラウドの連携により、数百Gbpsのボリューム型から複雑なDDoS攻撃まで効率よく対応できる。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション5月号
iot13
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます