企業ネットワーク最前線

フォーティネットが2017年度戦略「総合病院を目指す」

文◎太田智晴(編集部) 2017.03.08

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

フォーティネットジャパン
社長執行役員 久保田則夫氏

フォーティネットジャパンは2017年3月7日、2017年度の事業戦略を説明する記者会見を開催。セキュリティファブリックというコンセプトのもと、ネットワークセキュリティ分野における「総合病院」を目指す戦略が明らかにされた。

 

記者会見ではまず社長執行役員の久保田則夫氏が、2016年度について振り返った。グローバルでの売上高は前年比26%増の12.8億ドル。元NSA幹部のフィル・クエイド氏が、フォーティネットのCISO(最高情報セキュリティ責任者)として加わったのが大きなトピックだったという。

また、日本法人での最大のトピックは、新オフィスへの移転とのこと。以前のオフィスは、技術と営業などが別フロアに分かれていたが、今はワンフロアに社員一同が揃い、コミュニケーションスピードが向上しているという。

ちなみに、新オフィスの場所は以前と同じ六本木。シスコ日本オフィスがある東京ミッドタウンの向かいのビルだ。

フォーティネットジャパンの新オフィス


セキュリティファブリックとは?グローバルでは、2020年までにNo.1のセキュリティアプライアンスベンダーになることを目標にしているというフォーティネット。

ところが、日本ではすでに売上額・出荷台数の両方でシェアNo.1を達成している。そのため、グローバルを先行く展開を行っていきたいというが、それで注力するのが「セキュリティファブリック」というコンセプトの早期実現だ。

フォーティネットの国内でのシェア
フォーティネットの国内でのシェア


 

ファブリックは布・織物のこと。ネットワーク業界では、複数の物理スイッチを仮想的に1台として扱えるソリューションのことをよくファブリックというが、フォーティネットのファブリックは意味合いが異なっている。「1本1本の糸を強くつなぎ合わせていくという意味」と久保田氏は説明した。

サイバー攻撃はますます高度化している。これに対応するには、境界型セキュリティだけでも、ベンダー1社だけでも不十分――。そこで、APIを介した他社製品との連携であったり、NOC/SOCへの脅威インテリジェンスの提供、無線LANや有線LANといったアクセス製品との連携、IoTやクラウドのセキュリティなど、さまざまな要素をしっかりと糸でつなぎ合わせ、高いセキュリティを実現しようというコンセプトのようだ。「いろいろなものをつなぎこんでいく」と久保田氏は語った。

セキュリティファブリックの概念図
セキュリティファブリックの概念図


 

また、副社長兼マーケティング本部長の西澤伸樹氏は、「病院にたとえると、総合病院を目指すというのがセキュリティファブリック。『うちは外科なので、内科はよそに行ってくれ』とは言わないというのが基本的な会社の方向性。例えば、IoTが心配というお客様ともしっかりお付き合いできるようになる」とした。

フォーティネットは、セキュリティファブリックのコンセプトを説明する3つのキーワードも挙げている。1つめは「BROAD(幅広い)」で、ネットワーク、エンドポイント、アプリケーション、クラウドなど、あらゆる攻撃対象を包括的に保護するとともに、他のベンダーのソリューションまですべて可視化するとしている。

2つめは「POWERFUL(高性能)」。独自の高速なセキュリティプロセッサを活用してインフラの負荷を軽減し、パフォーマンスを低下させることなく包括的なセキュリティを実現するという。

3つめは「AUTOMATED(自動化)」で、ファブリック内のすべてのデバイス間で素早く脅威インテリジェンスを共有し、脅威に対して迅速に協調的な対応を行うとのことだ。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

d-link1805
intel1806
comarch1806

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】NETWORK SHIFT
         DX時代の新しいネットワーク戦略とは?
●ネットワーク仮想化最前線/●AI時代のネットワーク運用/●AWSに学ぶネットワーク構築/●SD-WANの現在地/●キャリア・OTTで進むネットワークのオープン化/●ISDN&PHSの移行戦略

◆[インタビュー] OKI 坪井正志常務「社会インフラ×IoTに確信」 ◆大量接続と低遅延を両立の「次期5G NR」 ◆NTT、B2B2Xの世界展開へ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

moconavi今いる場所がオフィスになる!
moconaviで安全なモバイルワーク

場所を問わない新しい働き方の実現には、ICT環境の整備も不可欠だ。

サンテレホンサンテレホンがICT総合展示会
ビジネス伸ばす製品群が一堂に

東京ドームシティ・プリズムホールで7月18・19日開催!

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

SigfoxSigfoxが開始1年で100万回線!
いよいよ花開くIoTビジネス

LPWAの代表格「Sigfox」の最新動向と活用事例を徹底レポート!

WatchGuard Wi-Fi Cloud不正APを自動遮断するWIPS搭載!
ソーシャルWi-Fiで販促支援も

セキュアな無線LAN環境を実現できる「WatchGuard Wi-Fi Cloud」

無線LAN構築・運用のポイントをSCSKが語る

無線LANの大きなトレンドとなっている「クラウドWi-Fi」で課題解決!

ジェイピー・セキュア導入実績100万サイト以上の
国産WAF「SiteGuard」

業界最速レベルで防御機能を提供するジェイピー・セキュアのWAF製品

ライムライト・ネットワークスクラウド型WAFでWebサイトを保護

ライムライトなら、自社のCDNやDDoS対策との多層防御でオリジンサーバーを攻撃から防御できる。

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

アクセスランキング

tc1807_a
wsd_iot_ngn
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます