新製品&新サービス

“広帯域”ウリのColtがさらなる設備増強へ ―― 2017年下期にはSD-WANもスタート

文◎坪田弘樹(編集部) 2017.03.02

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

Coltテクノロジーサービスは、世界49の都市に自前のメトロネットワークを持ち、それらを結ぶ海底ケーブルと合わせて「高品質・低遅延なネットワーク」を法人向けに提供している。現在、100Gを“標準サービス”とすべく世界中でネットワーク基盤の増強を進めており、また、2017年下期にはSD-WANサービスも始める計画だ。


世界中に張り巡らせた「自前ファイバー」と、それを基盤とした「広帯域」をウリに法人向けネットワークサービスを展開するColtテクノロジーサービス。同社は2017年3月1日に記者説明会を開き、今後の設備増強に関する計画と2017年度に開始予定の新サービスなどについて発表した。


Coltテクノロジーサービス代表取締役社長の日置健二氏(左)と、
Colt 最高技術責任者(CTO)のラジーヴ ダッタ氏


Coltは2016年10月に、日本国内のネットワーク基盤を刷新・増強すると発表(詳細はこちらの記事を参照)。東京と大阪の拠点数を1.5倍に増強し、通信容量を10倍以上に拡大。また、東京・大阪間のバックボーン増強などを進めてきた。

同様の設備投資は欧州および日本以外の東・東南アジアでも進めており、今回、香港とシンガポールで新たに大規模な投資を行うと発表した。

シンガポール/香港の商業エリアに自前ネットワーク

シンガポールについては2017年4月から、金融機関や日系企業が集中するCBDエリア等に自前の光ファイバー・メトロエリア・ネットワークを構築する。代表取締役社長の日置健二氏は「金融機関をはじめ、セキュリティや信頼性に特に敏感なお客様に高品質なサービスが提供できるようになる」と話した。シンガポールの約90%の商業ビルをカバーできるという。

香港でも2017年7月1日にサービスを開始する。こちらも商業エリアに自前ネットワークを構築し、商業ビルの約80%をカバーする。

また、これら主要都市のメトロエリア・ネットワークの構築に加え、都市間をつなぐ自前の海底ケーブルも同社の差別化ポイントだと日置氏は強調した。「超低遅延ルート」「標準ルート」「バックアップルート」と、品質・経路、用途の異なる複数ルートを確保して顧客企業のニーズに応える。また、広帯域化も当然進めており、アジアの主要都市で100G以上の容量を提供する。



東アジア主要都市をつなぐ自前の海底ケーブル


同社がこうした大規模投資を進める理由について日置氏は、「トラフィックが増加し、広帯域化していくことはもう見えている。10G、100Gのサービスを競争力のある価格で提供していくため、新しいテクノロジーに転換していく。他のキャリアに先駆けてシェアを取っていく」と語った。

広帯域化のトレンドについては、Coltで最高技術責任者を務めるラジーヴ ダッタ氏が「クラウドへの移行やワイヤレスバックホールなども含め、すべての面で広帯域への移行が加速している」と説明。実需としてもすでに100Gサービスが急激に伸びており、Coltの「ネットワーク基盤全体のアップデートを現在進めており、100Gに最適化している」という。

また、ネットワーク基盤を刷新・増強するにあたっては、SDN(Software-Defined Networking)やNFV(Network Functions Virtualization)といった新技術も積極的に取り込んでおり、「インテリジェントなサービスを提供できるプロバイダーになっていきたい」とも日置氏は語った。



インテリジェントなネットワークの提供をコンセプトとする新ブランド「Colt IQ Network」


今回の説明会では新ブランドとして「Colt IQ Network」も発表。欧州ではすでに昨年から、SDN/NFV技術を使って、ユーザーがオンデマンドに帯域や機能を変更できるサービスを提供し始めているが、2017年には新ブランドの下、アジアでも同様のサービスを展開する計画だ。。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

yamato1708
yamaha1708
macnica1708

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】エッジコンピューティングの全貌
<Part 1>いま大注目のエッジとは? <Part 2>工場で始まったエッジ革命
<Part 3>シスコ事例にみる使い方と実装方法
<Part 4>ドコモが考えるエッジコンピューティング

● [インタビュー]大阪大学教授 三瓶政一氏「5Gは4Gまでとは根本的に違う」 ●基礎から学ぶ「CASB」 ●ビデオ会議で注目の「ハドルルーム」 ● Bluetooth meshで大規模IoT ●NTTコム、eSIM実験の狙い ●自律走行型ロボットで働き方改革

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
IIJグローバルソリューションズ

スペシャルトピックス

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
ms
iot15
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます