日本通信、ドコモ回線でiPhone 4を利用できるmicroSIMを発表

日本通信は2010年8月23日、アップルのSIMフリー版iPhone 4をNTTドコモの回線で使うためのmicroSIMカード「talking b-microSIMプラチナサービス」の詳細を発表した。

「talking b-microSIMプラチナサービス」のパッケージ

「思いきり快適にiPhone 4使いたい」というコンセプトの下、ドコモの800MHz帯および2GHz帯のFOMA回線に対応し、メールやWebだけでなく、マップの閲覧やYouTubeやUstreamの視聴もできる。また、iPhone 4の3G接続を利用してノートPCからインターネットに接続するテザリングにも対応する。通信速度はテザリング時は最大300kbps超、それ以外はアプリごとに300kbps以上の最適な通信速度を割り当てる方針で、具体的な数値は非公表となっている。

talking b-microSIMプラチナサービスは8月6日に優先受付を開始して以降、1万件近い予約があったという。代表取締役社長の三田聖二氏は「数カ月で2万件ぐらいの契約を獲得できるのではないか」との見通しを語った。

日本通信代表取締役社長の三田聖二氏

月額利用料金は、定額データ通信が5280円と通話サービス基本料980円(1050円分の無料通話を含む)がセットで6260円。「iPhone 4を思いきり使いたいという要望と、毎月払うコストを抑えたいという2つのニーズの最適解を求めた」(代表取締役専務COO・福田尚久氏)という。

まず、優先予約に登録したユーザーを対象に8月26日から順次、案内を始める。優先予約ユーザーへの対応が終了後、一般向けに同社の専用Webサイトおよび店頭で販売を開始する。

microSIMカード(左)と通常のSIMカード

日本通信は合わせて、iPhone 4のデータ通信専用microSIMカード「b-microSIM U300」も発表した。

4月5日に発売したb-microSIM U300のマイクロSIM版で、iPhone 4だけでなく、その他のSIMフリー端末でも利用できる。利用料金は1カ月2980円、6カ月パッケージ1万4900円、1年パッケージ2万9800円となっている。

iPhone 4は英国やスイス、カナダなど多くの国でSIMフリーとして販売されている。日本ではソフトバンクモバイルのSIMロックがかかっており、日本通信のサービスを利用するには海外で販売されているSIMフリー版のiPhone 4を入手する必要がある。海外のSIMフリーiPhone 4は国内の電波法の認定を受けており、問題なく利用できるという。

三田社長によると、日本通信が直接iPhone 4の販売に関わることはないが、すでに携帯電話販売代理店や家電量販店などから「両手で数えられないほど」問い合わせが寄せられており、今後は販路の拡大も検討するとしている。

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