ニュース

富士通研究所、LTEと無線LANの接続制御技術を開発――無線LANエリアの通信速度を向上

文◎business network.jp編集部 2017.01.27

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

富士通研究所は2017年1月26日、LTEと無線LANの接続制御技術を開発したと発表した。同技術を利用すれば、LTEエリア内にある無線LANサービスの通信速度を向上させられるという。

従来、無線LANユーザーの通信速度を向上する方法として、無線LANアクセスポイントが接続可能なユーザー数を制限したり、端末が自律的にLTEに接続を変更したりすることで、通信速度の低下を抑える技術が実用化されてきた。

しかし、それらの従来技術は、他の端末の影響を考慮せずに各端末が独自に通信経路を決定する。そのため、無線LANアクセスポイントの近くに高負荷通信を行うユーザーが集中する状況でも無線LANが選択されたり、無線LANを利用可能なユーザーが少ないにも関わらずLTEが選択されたりするなど、かえって通信速度が低下してしまうことがあった。

従来技術(通信品質が悪い場合にLTEに接続)の課題

今回、同研究所が開発した技術は、複数端末の通信経路を一括で自動設定する接続制御技術だ。端末に専用のアプリケーションをインストールすると、専用アプリはクラウド上の接続制御機能と通信する。接続制御機能は、複数端末の接続を同時に変更した場合の通信速度を予測し、その結果に基づいて無線LANサービスエリアに存在する各端末の通信経路を設定する。

開発した接続制御技術
 
従来技術と今回開発した接続制御技術の通信速度を比較したところ、開発した接続制御技術は平均で約2倍、通信速度が向上できることを確認したという。

今後、富士通研究所は、「本技術を利用したより大規模な実証実験を行って安定性を向上させるとともに、2018年度の実用化を目指す。また、第5世代移動通信方式向けの無線アクセス技術も選択可能とする機能拡張を進め、2020年度以降の実用化を目指す」と述べる。

スペシャルトピックスPR

yamato1708
yamaha1708
macnica1708

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】エッジコンピューティングの全貌
<Part 1>いま大注目のエッジとは? <Part 2>工場で始まったエッジ革命
<Part 3>シスコ事例にみる使い方と実装方法
<Part 4>ドコモが考えるエッジコンピューティング

● [インタビュー]大阪大学教授 三瓶政一氏「5Gは4Gまでとは根本的に違う」 ●基礎から学ぶ「CASB」 ●ビデオ会議で注目の「ハドルルーム」 ● Bluetooth meshで大規模IoT ●NTTコム、eSIM実験の狙い ●自律走行型ロボットで働き方改革

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
IIJグローバルソリューションズ

スペシャルトピックス

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
ms
iot15
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます