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KDDI、2017年度内にLTE版LPWAを提供開始――「カテゴリー1」も年単位のバッテリー持ち

文◎唐島明子(編集部) 2016.12.12

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KDDIは2016年12月9日、IoT向けのワイヤレスネットワークに関する記者向け説明会を開催した。その席で同社は、2017年度内にLTE版LPWAを提供開始すると発表した。


LPWA(Low Power Wide Area)とは、その名のとおり低消費電力で広域対応の通信技術で、センサーなど小さなデータの送信に適したIoT向けのワイヤレスネットワークだ。免許が必要なライセンスバンドを利用するLPWAには、LTEの低カテゴリー通信であるカテゴリーM1(LTE Cat-M1)とNB-IoTがある。


カテゴリー1(LTE Cat-1)以外がLPWAに分類されるネットワーク。カテゴリー1もIoT/M2M用途で利用され得るが、やや通信速度が速く低消費電力性能で劣る

今回KDDIは、カテゴリーM1またはNB-IoTのいずれか、あるいは両方かなど、詳細は明言しなかったが、2017年度内にLTE版LPWAを提供開始すると明らかにした。

なお、LTE版LPWAについて、NTTドコモは2016年11月15日に「LPWA対応IoTゲートウェイ機器に適用可能な低カテゴリLTE通信技術を、2017年度中にドコモネットワークへの導入を目指す」、ソフトバンクは同年同月24日に「2017年夏から順次、IoT対応ネットワークにする」と発表している。3キャリアはほぼ同時期にLTE版LPWAを提供開始することになりそうだ。

KDDIは、免許不要のアンライセンスバンドを利用するLPWAの「LoRaWAN」「SIGFOX」に関しては、現時点では回線を自ら提供する予定はないという(日本国内におけるSIGFOXのネットワークサービスは京セラコミュニケーションシステムが独占展開)。とはいえ、もしユーザーからのニーズがあれば他社が提供するLoRaWANやSIGFOXを利用しながら、KDDIはアプリケーション開発などの上位レイヤーでユーザーを支援する計画だ。

説明会では、LTE版LPWAの低消費電力を実現する技術がレクチャーされた。それらの技術とは、eDRX(Extended Discontinuous Reception)とPSM(Power Saving Mode)。両技術は、数年前に標準化されて既に商用化されているカテゴリー1にも適用可能だという。Altair Semiconductorによれば、eDRXとPSMを利用した場合、カテゴリー1でも年単位でバッテリーが持つ(以下表を参照)。


脚注に記載された条件のもと、1時間に1回のデータ送信であれば、カテゴリー1でもPSM技術を利用すると4年、eDRX技術を利用すると3.3年も電池が持つという

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