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“APIエコノミー”でさらなる成長を目指す ―― HPE Arubaが新プラットフォーム戦略を発表

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.10.11

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ネットワークソリューションベンダーのHPE Arubaが9月末、新戦略「Aruba Mobile First Platform」を発表した。HPE Aruba製品で構築される有線・無線LANインフラから得られるユーザー/デバイスの“コンテキスト情報”をパートナーに開放。APIを介して上位アプリケーション/サービスからネットワークを柔軟に制御できるようにする。

このような戦略を打ち出した背景としてOrr氏は「業界の変化のスピードはあまりに早く、ネットワークは無線も有線もすべて自動化されなければその変化に対応できない。そのため、これまでのようなハードウェアではなく、ソフトウェアによるプラットフォームが必要であり、また、APIを使ってパートナーがソリューションを市場に投入できる環境を作る必要があった」と話した。

基調講演では、このAruba Mobile First Platformの具体的なユースケースとして、新たにこの“エコシステム“に加わったパートナーが開発・提供しているソリューションも複数紹介された。


Aruba Mobile Firtst Platformを採用したアプリケーションの例


その1つが、会議室予約システム「Robin」だ。会議室に設置したビーコンが社員のモバイル端末を検出することで、「誰がどの会議室にいるのか」をリアルタイムに把握できるようにするというものである。社員が入室すると自動的に「使用中」に、退出すれば自動的に「空き」の状態になる。

企業の会議室では、「予約されているのに実際には使っていない」あるいは「予定時刻より前に会議が終わって空き状態になっている」といったムダがどうしても生じる。空いている会議室がリアルタイムに誰でもすぐに把握できれば、そうした問題は排除され、会議室の利用効率が上がる。

もう1つ、オーストラリアのSkyFiiも、ネットワークのコンテキスト情報を活用して小売店舗向けの顧客分析ソリューションを提供している。これは、店舗を訪れる顧客のデータを解析することで、訪問頻度や滞留時間、移動パターン、購買傾向といったレポートを生成するものだ。ネットワークのコンテキスト情報を使って顧客行動を可視化し、マーケティングに役立てることができる。

また、モバイル向けの多要素認証システム「Kasada」もユニークなソリューションだ。モバイルユーザーが任意の写真・画像を使ってネットワークへのアクセス認証を行えるようにするもので、文字や数字を組み合わせたパスワードを入力する代わりに、例えば家族やペットの写真といった“その人しか持ち得ない”画像も組み合わせて、簡易でありながら強固な多要素認証システムを実現できる。

これは、認証基盤であるAruba ClearPassとKasadaのソリューションの組みわせで実現されているものであり、クラウド型サービスとの連携を簡便に行えるようにするClearPassの新機能「ClearPass Extensions」を使ったものだという。

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