導入・選定ガイド

ホワイトボックススイッチ特集【第1回】

「ホワイトボックススイッチ」とは何か?――知らないではもう済まないネットワーク業界の一大変革

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.08.25

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

ハードウェアとソフトウェアを分離し、必要な機能・性能を自由に組み合わせられるようにするホワイトボックススイッチ。巨大データセンターで始まったこの新たな流れがネットワーク業界を変えようとしている。

 

北米を中心に、クラウド事業者や通信事業者がホワイトボックススイッチ(White Box Switch)を採用する動きが進んでいる。

ホワイトボックススイッチとは、ネットワークOSやアプリケーションを搭載していないスイッチのことだ。

従来のネットワーク機器は、ソフトウェアとハードウェアが一体として提供されてきた。そのため、ユーザーが勝手にソフトウェア機能を追加することはできなかった。これに対しホワイトボックススイッチは、ハードとソフトが分離されており、必要な機能を持つOS/ソフトをユーザーが選んで搭載したり、追加したり、入れ替えることができる(図表1)。サーバーと同じように、ハード/ソフトの自由な組み合わせが可能になるのだ。

 


図表1 従来型スイッチとホワイトボックススイッチの比較
図表1 従来型スイッチとホワイトボックススイッチの比較


 

このホワイトボックススイッチは具体的にどのように使えるのか。また、そのメリットとデメリットは何か。それを理解するにはまず、ホワイトボックススイッチが登場した背景を押さえると分かりやすい。

なお、“白い箱”の呼び名は、シスコシステムズをはじめとするネットワーク機器ベンダーが提供する従来型スイッチ(ブラックボックスと呼ばれる)と区別したものだ。OS等が入っていないまっさらな状態のコンピュータを意味する“ベアメタル”スイッチとも呼ばれるが、本稿ではホワイトボックススイッチと総称することにする。

超巨大データセンターのニーズが発端ホワイトボックススイッチ登場の背景として「ネットワークのコモディティ化」を指摘するのは、NTTソフトウェアイノベーションセンタの石田渉氏(分散処理基盤技術プロジェクト)だ。ネットワークにおけるオープンソース活用を主な研究テーマとする同氏は、ホワイトボックススイッチを巡るこれまでの動きについて次のように語る。

「GoogleやFacebook、Microsoft等のOTT(Over the Top)がネットワーク機器をオープン化し、自分たちでソフトを組み立てて好きなように使うということは以前から行われてきた。その動きがやっと一般の人にもホワイトボックススイッチとして明らかになってきた。通信事業者もこの流れに取り残されないよう、ネットワークのオープン化に向けて動いている」

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

ipswitch1710
yamaha1711
necpf1711

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】IoTと宇宙
<Part 1>衛星画像で超広域IoT
<Part 2>これが未来の衛星通信だ
<Part 3>センチメーター級測位がIoTを変える

◆京セラコミュニケーションシステム 黒瀬社長「Sigfoxで世の中は変わる!セルラーIoTとは別世界だ」 ◆働き方改革で用途広がるPBX/ビジネスホン ◆導入後に困らないWi-Fiを作ろう ◆“タフな無線”でドローン操縦 ◆「IoT自販機」を地域の見守り拠点に

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
次世代SPS2017_B

スペシャルトピックス

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
iot16
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます