導入・選定ガイド

テレビ会議・Web会議システム最新動向[2016年版]

文◎村上麻里子(編集部) 2016.07.13

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

ポリコムの「RealPresence Centro」

テレビ会議・Web会議は会議にとどまらない、さまざまな用途で使われるようになっている。導入が遅れている中小企業や小規模向けでシェア拡大を図る動きも見られる。

 

テレビ会議・Web会議に代表される遠隔会議システムはすでに大企業の約8割が導入しているといわれ、普及のステージは中堅中小企業へと移行している。

一昔前は1000万円を下らなかったテレビ会議も低廉化が進み、現在は数十万円台で入手することが可能になっている。とはいえ、IT予算の限られた中小企業にとっていまだに“高嶺の花”であることに変わりはない。そうした企業では、まず安価な音声会議やWeb会議から入り、使い勝手を把握した上でリプレイス時にテレビ会議にバージョンアップする傾向があるという。

調査会社のシード・プランニングの予測によると、ビデオコミュニケーションの市場規模は15年の455.4億円から、16年は前年比107%の488億円へと成長する(図表1)。

 


図表1 国内ビデオコミュニケーション市場規模予測(単位:億円)
図表1 国内ビデオコミュニケーション市場規模予測(単位:億円)

 

品目別ではビデオ会議(テレビ会議)とWeb会議で50%以上を占める。両者が牽引役となって市場は堅調に推移する見込みだ。

同社リサーチ&コンサルティング部エレクトロニクス・ITチーム2Gリーダ主任研究員の原健二氏は市場拡大の要因として、「社内会議にとどまらない、さまざまな用途への広がり」を挙げる。双方向の映像コミュニケーションを会議以外の目的に利用する企業が増えており、会議は用途の1つにすぎなくなっているというのだ。このため、同社では遠隔会議システム全般を「ビデオコミュニケーション」と呼んでいる。

会議以外の用途としては、金融機関の窓口相談、遠隔医療、遠隔拠点の作業指示、現地法人の採用面接などがあるという。

例えば金融機関の場合、資産運用などの専門家をすべての支店に配置するのは難しいことから、支店の顧客と本店にいる専門家を会議システムでつなぎ、相談業務を行っている。ユニークなところでは、東京と大阪、本社と工場など2拠点間を常時つなぎっぱなしにして、プレゼンスの“見える化”として活用しているケースもある。

また、政府が「世界最先端IT国家創造宣言」の中で、「2020年までにテレワーク導入企業数を2012年度比3倍に」といった明確な目標を掲げ、在宅勤務の導入などワークスタイル改革を推進していることも、市場の成長を後押ししている。

テレビ会議・Web会議の使われ方は従来の社内会議という閉じた世界から、社内外のコミュニケーションという開かれた世界へと大きく変化しており、今後もこの流れは続きそうだ。

こうした現状を踏まえ、ここからは、メーカー動向と製品動向を見ていくことにする。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

scsk1805
jpsecure1805
limelight1805

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】NETWORK SHIFT
         DX時代の新しいネットワーク戦略とは?
●ネットワーク仮想化最前線/●AI時代のネットワーク運用/●AWSに学ぶネットワーク構築/●SD-WANの現在地/●キャリア・OTTで進むネットワークのオープン化/●ISDN&PHSの移行戦略

◆[インタビュー] OKI 坪井正志常務「社会インフラ×IoTに確信」 ◆大量接続と低遅延を両立の「次期5G NR」 ◆NTT、B2B2Xの世界展開へ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

moconavi今いる場所がオフィスになる!
moconaviで安全なモバイルワーク

場所を問わない新しい働き方の実現には、ICT環境の整備も不可欠だ。

サンテレホンサンテレホンがICT総合展示会
ビジネス伸ばす製品群が一堂に

東京ドームシティ・プリズムホールで7月18・19日開催!

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

SigfoxSigfoxが開始1年で100万回線!
いよいよ花開くIoTビジネス

LPWAの代表格「Sigfox」の最新動向と活用事例を徹底レポート!

WatchGuard Wi-Fi Cloud不正APを自動遮断するWIPS搭載!
ソーシャルWi-Fiで販促支援も

セキュアな無線LAN環境を実現できる「WatchGuard Wi-Fi Cloud」

無線LAN構築・運用のポイントをSCSKが語る

無線LANの大きなトレンドとなっている「クラウドWi-Fi」で課題解決!

ジェイピー・セキュア導入実績100万サイト以上の
国産WAF「SiteGuard」

業界最速レベルで防御機能を提供するジェイピー・セキュアのWAF製品

ライムライト・ネットワークスクラウド型WAFでWebサイトを保護

ライムライトなら、自社のCDNやDDoS対策との多層防御でオリジンサーバーを攻撃から防御できる。

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

アクセスランキング

tc1807_b
ngn
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます