NEC、IoT活用した「ものづくり見える化ソリューション」で生産革新を支援

NECは、生産現場のスループット・品質・オペレーションなどを向上させる「ものづくり見える化ソリューション」を、2016年10月から順次提供開始すると発表した。

これはNECが自社工場で行った生産革新やIoT実証に基づき、生産現場のデータを可視化し、生産性を高めるためのソリューション。スループット・品質・オペレーションを向上させるため、3つのメニューが用意されている。

1つめの「スループット見える化」は、オーダー滞留状況や積算コストを見える化し、原因を分析して改善活動をできるようにする。これにより、ものづくりにおける滞留を最小にし、最も短いリードタイムで製品を製造・供給することを支援する。

2つめの「品質見える化」では、5M(Men、Method、Machines、Materials、Measurement)情報を収集・蓄積し、品質分析やトレーサビリティを実現する。複数の製造条件の相関関係を分析することで、不良の原因を特定して品質向上を図る。

3つめの「オペレーション見える化」では、作業員やモノの動きをビーコンやRFIDタグ、画像などによりリアルタイムで把握し、最適なナビゲーションにより現場作業を効率化する。動線や滞留ポイントの分析により、工程設計や作業手順の改善につなげる。また、NECの耐騒音 音声認識ソリューション「VoiceDo」により、声による入力・操作・確認を行い、手入力と比べて高い業務効率を実現するという。

他には、画像で部品・製品の個体識別を実現するメニュー「物体指紋認証による個体識別」や、ものづくり見える化ソリューション全体を支えるシステム基盤「エッジコンピューティングソリューション」などもこれからリリースする予定だ。

スループット見える化、品質見える化、オペレーション見える化の3メニューは、各500万円~で、2016年10月から提供を開始する。物体指紋認証による個体識別のメニューは、個別見積りで2017年度上期から、エッジコンピューティングソリューションは個別見積りで2016年度下期から提供開始する。

エッジコンピューティングソリューション」の概要

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