ドコモとエリクソン、5Gに向けてネットワークスライシングの実証実験に成功

NTTドコモとエリクソンは2016年6月13日、5Gの実現に向けて行ったネットワークスライシング技術の実証実験に成功したと発表した。

ネットワークスライシングは、ネットワークを仮想的に分割(スライス)することで、ブロードバンドサービス用、低遅延サービス用など、複数の異なるサービスの要求条件に合わせたネットワークを効率的に提供する技術。

今回の実験では、サービスの要求条件に基づき自律的に最適なネットワークスライスを選択または作成する機能を新たに追加することで、複数の異なるサービスを最適なネットワークスライスを通じて提供することに成功したという。ドコモはネットワークスライスを選択または作成する機能の設計・提案、エリクソンはネットワークスライスのライフサイクルとサービスを管理する技術の開発を担当した。

ネットワークスライシング技術の実証実験のイメージ図
ネットワークスライシング技術の実証実験のイメージ図

NTTドコモ 執行役員 R&D戦略部長の中村寛氏は、「ネットワークスライシングは将来の多様化する通信を効率的かつ安心・安全に実現するために重要な技術だ。エリクソンとの実証実験がこのような将来ネットワーク技術実現に重要な役割を果たすと考えている」とコメントしている。

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