企業ネットワーク最前線

日立のIPテレフォニー事業は健在――「MX-01」強化しスマホ/UC提案を加速

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.05.02

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

「撤退か縮小か」などという憶測も広がった日立のIPテレフォニー事業だが、心配は無用だ。スマホ連携/UC提案の活性化に向けて開発体制も増強。「NETTOWER MX-01」の機能強化版も近く投入する。

 

「日立のIPテレフォニー事業が撤退するとか縮小するとか、そうしたことは一切ない。それどころか、これから2016年度以降にどう伸ばしていくかと事業計画をまさに論議しているところだ」

そう話すのは、日立情報通信エンジニアリングのIPTソリューション事業部・副事業部長を務める竹内公敏氏だ。2016年度以降の事業計画においても、「IPテレフォニー事業の成長に向けてソリューション提案を強化しようという方針でいる。そのための仕込みとなる開発も着々と進めてきた」という。

 

日立情報通信エンジニアリング 竹内公敏氏
日立情報通信エンジニアリング IPTソリューション事業部 副事業部長 竹内公敏氏


PBX事業は「これまで通り」日立のPBX事業について2月以降、通信系ディーラーの間で、ある憶測が広がった。日立製作所が2月3日の決算説明会で、事業体制を16年4月1日付で一新すると発表したのを受けたものだ。一部報道で、通信ネットワーク事業を大幅に縮小し、日立製作所が開発する通信事業者向けハードウェアの自社開発から事実上撤退するなどと伝えられたことから、PBX事業への影響を懸念する声が上がったのだ。

だが、新体制の詳細は明らかになっておらず、また、この発表を直ちに、グループ会社である日立情報通信エンジニアリングが統括するIPテレフォニー事業と結びつけて考えるのは行き過ぎといえよう。

2月3日の発表を整理すると、その主旨は、情報・通信システム社、電力システム社など9社で構成する従来の製品別カンパニー制を改めて、電力・エネルギー、産業・水などマーケット別に「12のフロントBU(ビジネスユニット)」を置くというもの(図表)。マーケット別の事業体制に移行することでフロント営業を強化するのが狙いだ。これに伴い、情報・通信システム社は金融BU、公共BU、および新設のICT事業統括本部に分割。ICT事業統括本部は全フロントBUと連携するという。

 


図表 4月1日以降の日立グループの事業体制
4月1日以降の日立グループの事業体制

 

なお、日立のIPテレフォニー事業は14年4月に、日立製作所から、グループ会社である日立情報通信エンジニアリングおよび日立システムズに事業移管されている。日立情報通信エンジニアリングが同事業全体を統括、製品設計・開発・製造を行い、日立システムズがパートナー向けも含めて販売する体制がスタートしてから間もなく丸2年となる。

日立のIPテレフォニー事業の事業方針は変わらず、竹内氏も「我々の民需向けの事業はこれまで通り。さらなる強化を図る」と断言する。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

citrix1704
unisys201702
nissho201702

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】AI・IoT・ARで《超》働き方改革
     <Part1> AI・チャットボットが社員の“相棒”
     <Part2> IoTで脱・ブラック職場
     <Part3> AR/VR/MRによる働き方改革のインパクト

●[インタビュー]ジュニパーネットワークス 社長 古屋知弘氏
●[ビジネス最前線]4つのLPWAでIoTの新市場を拓くKDDI
●[技術&トレンド]電話局を変革するCORDとは何か?

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
ヤマハSWX2100-PoE

スペシャルトピックス

IPカメラのためにスペックを作り込んだ、ヤマハのシンプルL2スイッチ!

搭載するOS/ソフトを選べる「ホワイトボックス」で自在にデザイン

ウォッチガードのセキュリティ対策がさらに大きく進化した。

セキュリティ専門会社「ラック」との協業でサイバー攻撃に素早く対応

SD-WANの選定ポイントは何か? ユーザーの体感品質を高める独自機能を提供するのがシトリックスだ。

大量の通信機器の設定作業を正確かつ迅速に行い、現場へ確実に届ける!

Ruckusなら特定方向に電波を集中送信する特許技術で安定したWi-Fiを実現

USB型WiMAX2+端末をWi-Fiルーター化する史上初の製品が登場した。

日本ユニシスならセキュリティ各社との連携でユーザビリティも両立!

ドコモのLTE対応とSaaS利用の最適化の2つの進化によって、SD-WANの活用範囲は大きく広がる。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
ngn2016
isobeiot10
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます