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シトリックス、“画面転送だとは気づかない”レベルに達したXenApp/XenDesktop新製品を発表

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.03.24

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今やさまざまな規模、業種の企業に普及しているデスクトップ仮想化(VDI)。そのVDIを提供するシトリックス・システムズ・ジャパンが2016年3月24日、同社の「Citrix XenDesktop」並びに、仮想アプリケーション配信ソリューション「Citrix XenApp」の最新版を発表した。アプリケーション利用の快適性を高めるための機能強化や、管理運用性を向上させる新機能の追加が行われた「Citrix XenDesktop 7.8」「Citrix XenApp 7.8」の提供を2月からすでに開始している。


シトリックス・システムズ・ジャパン
シニアプロダクトソリューション推進マネージャーの竹内裕治氏(左)

VDIでもSkype for Businessが快適に
ユーザーエクスペリエンスの向上に向けた機能強化のポイントは次の2つだ。

1つ目は、仮想環境においても音声通話やビデオ会議といったユニファイドコミュニケーション(UC)機能が快適に使えるようにした点だ。マイクロソフトと共同で、「Skype for Business」専用の“最適化パッケージ”として「HDX RealTime Optimization Pack 2.0」を開発した。



マイクロソフトとの共同開発により、VDI環境でも快適にUCが利用できるようになった


元来、VDI環境はリアルタイムコミュニケーション系のアプリケーションには向かず、これまでは音声・映像処理が遅れることも少なくなかった。だが、シニアプロダクトソリューション推進マネージャーの竹内裕治氏によれば今回の機能強化により「音声品質、動画も問題なく使えて、ネイティブな環境とまったく変わらないエクスペリエンスが提供できる。さらに、MACでもWindowsでも、どのデバイスでも同じ環境が使えるようになった」。

具体的には、従来VDIサーバー側で行っていた音声・映像処理を、新バージョンでは端末側で行い、サーバーを介さずに直接、音声・ビデオの通信を行う。これにより、クラウドサービスである「Microsoft Office 365」で提供されている「Skype for Business Online」をVDI環境で使う場合にも、ストレスなく音声・ビデオ通話が行えるようになる。マイクロソフトは現在、クラウド事業を重点に置き、Office 365の販売に傾注しているが、「仮想環境でもOffice 365、Skype会議が使えるようにすることで、そのマイクロソフトの動きに協調してソリューションを届けることができる」と竹内氏は話す。



HDX RealTime Optimization Pack 2.0適用時の通信処理のイメージ


2つ目のポイントは、ネットワークの状態が劣悪な場合でも高いパフォーマンスを実現する新テクノロジを搭載したことだ。モバイルデバイス向けの仮想デスクトップ/アプリケーションを最適化する「Framehawk」を強化。これにより、タッチ入力によるスクロール時のメモリ占有領域を40%削減、CPU効率を20%以上、帯域効率を50%以上改善した。また、Windows 7/8のVDI向けグラフィックスアクセラレーション機能である「HDX 3D Pro」もサポートする。

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