導入ガイド

ネットワーク監視ツールの現在【後編】――セキュリティ用途で中小企業でも導入拡大

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.03.02

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ネットワークを介して利用するアプリ/サービスの多様化、トラフィックの増大に伴って、ネットワーク監視ツールの需要が高まっている。後編では一般企業向け、特に中堅中小向けの製品について見ていく。セキュリティやM2M用途での導入も広がっている。

 

一般企業向けネットワーク監視ツールの領域では、中規模ネットワークで必要とされる機能に絞り、製品価格と導入コストを抑えたコストパフォーマンス重視の製品が新たなユーザーを開拓している。

前編でも紹介したPRTG Network Monitorは、トラフィック量やCPU/メモリ使用率等の計測、機器故障・障害の監視、定期レポート作成といったネットワーク監視に必要な機能を一通り網羅している。ライセンス費は監視対象項目の数に応じて支払う形態のため、ネットワーク規模に応じて適正なコストで監視を始め、必要に応じて拡張できるのが第1の利点だ。

なお、ネットワーク監視ツールはネットワーク機器の監視・制御プロトコルであるSNMPを用いたり、ネットワーク機器が出すフローデータを収集してトラフィックの状況を監視するが、PRTG Network Monitorは、競合製品ではアドオンで追加することの多いNetFlow監視も標準で提供している。

 

PRTG Network Monitor
「PRTG Network Monitor」の管理画面。NetFlow 監視も標準でサポートしており、アプリケーションごとのトラフィック帯域使用状況が可視化できる

 

導入も容易だ。データベースやWebアクセス用のサーバー等もオールインワンで提供する。監視対象機器にエージェントを導入する必要もないため、既存環境の設定変更は最小限で済む。なお、監視項目が100以下の場合は無償で使えるフリー版も用意されており、ジュピターテクノロジーはフリー版ユーザーに対するサポート(有償)も提供している。

もう1つ、日本国内で20年以上前から製品を提供し、官公庁や自治体にも多くの導入実績を持つ米Ipswitch社の「WhatsUp Gold」も、従業員数百人規模の中堅企業をターゲットに開発されたネットワーク監視ツールだ。こちらもエージェントレス型の製品で、監視対象ネットワーク内にサーバーを1台設置するだけで、WhatsUp Goldがネットワーク上の全デバイスを自動的に検出し監視を行う。

 

WhatsUp Gold
中堅規模ネットワーク向けの監視ツール「WhatsUp Gold」。ネットワーク、サーバー、仮想環境、アプリケーションのパフォーマンス監視ができる


 

この導入の容易性が最大の特徴であり、そのため「大企業向けの監視ツールを使っている企業や団体、大学で、事業部や学部・研究室ごとにWhatsUp Goldを使うケースも多い」とIpswitch Japan 日本事業執行役員の榊原徹氏は話す。WhatsUp Goldを事業部/学部ごとのネットワークの現況監視に使い、そのデータを、全体を監視するシステムに受け渡すといった構成もあるという。

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