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我が社が「インターネットVPN」をやめた理由――大日コンサルタントの新ネットワーク選び

文◎太田智晴(編集部) 2016.03.08

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従来、インターネットVPNで拠点間ネットワークを構築していた総合建設コンサルタント会社の大日コンサルタント。ルーターの老朽化に伴い、ネットワークの見直しを検討し始めるが、インターネットVPNという選択肢は早い段階で消えていた。BCP、セキュリティ、運用負荷の軽減……。これらを重視した同社は一体、どんな新ネットワークを選んだのか。

大日コンサルタントが次期ネットワークに求めた要件2015年初頭から次期ネットワークに関する具体的な検討を開始した大日コンサルタント。同社が新たなネットワークに求めた要件は以下の通りだ。

1.BCP対策
障害や災害に強いネットワークであること。

2.閉域網
インターネットではなく、閉域網で拠点間ネットワークを構築でき、高いセキュリティを実現できること。

3.インターネット接続の一元化
インターネットゲートウェイを一元化でき、セキュリティなどの設定を拠点ごとに個別に設定する必要はなく、集中管理できること。

4.ネットワーク機器管理のアウトソーシング
ネットワーク機器の保守・メンテナンスのアウトソーシングにより、運用管理負荷を軽減できること。

5.拠点の開設の容易さ
全国で社会資本整備を行う大日コンサルタントは、事業拡大に伴う事務所の新設や移転を行う機会が比較的多く、事務所のネットワークについても容易に開通できること。

6.セキュアなリモートアクセス
社外からノートパソコンなどを使って、セキュアに社内ネットワークへ接続できること。

 

鵜飼い大橋
土木学会田中賞を受賞した鵜飼い大橋(岐阜市)は大日コンサルタントの代表的プロジェクトの1つ

逆転で「KDDI WVS 2」を選択した理由こうした要件を示し、3社から提案を受けた同社。最終的に選んだのは、KDDIのイントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(KDDI WVS 2)だったが、実は別の通信事業者で「ほぼ決まりかけていた」(河本氏)という。

“逆転”の決め手となったのは提案力。「うちは“攻めの営業”が好きなんですよ。我々の要望をうまく引き出し、後追いではない、積極的な提案をしてくれました」と経営管理本部 企画部長の渡部正樹氏は明かす。

KDDI WVS 2の具体的な機能でいうと、まずはインターネット接続が冗長化されていることを高く評価した。

大日コンサルタントの新ネットワークは、各拠点からKDDI WVS 2経由でインターネットに直接接続する構成になっている。拠点間通信に加えて、インターネット接続にもKDDI WVS 2を活用しているわけだが、KDDI WVS 2のインターネット接続機能はBCP対応。例えば、東日本エリアで大規模災害が発生し、東日本エリアのインターネット環境に障害が起こると、自動的に西日本エリアのインターネット環境に切り替わる機能を標準で備えている。

BCP強化をネットワーク更改の最大の狙いの1つと位置づけていた同社にとって、これは非常に大切なポイントだった。

また、インターネットとのゲートウェイ機能がクラウドサービスとして提供される点にも着目した。しかも、UTM機能も利用できる。

このためルーターやファイアウォールなどを自社で所有して保守する必要がない。前述の要件の中に「ネットワーク機器管理のアウトソーシング」と「拠点の開設の容易さ」があったが、この2つの点でもKDDI WVS 2が最も魅力的だった。

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