JR東日本が「MCPC award 2015」の総務大臣賞に決定!

モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC、会長:安田靖彦)は11月17日、モバイルシステム導入により業務効率化、社会貢献、顧客満足度向上などの成果をあげた企業・団体を表彰する「MCPC award 2015」の受賞者を発表した。


「MCPC award 2015」の受賞者一覧

2003年の開催以来、13回目を迎える今年は、「ユーザー部門」と「プロバイダー部門」が設けられ、ユーザー部門のグランプリは東日本旅客鉄道(JR東日本)、プロバイダー部門のグランプリはエコモットが受賞した。また、JR東日本は総務大臣賞にも決定している。

「JR東日本アプリ」の画面イメージ。一番右の画面では、列車の在線位置や遅延状況が確認できる

JR東日本が受賞したシステムの名称は「JR東日本アプリ」で、乗客が利用するJR東日本アプリと、それを実現するための車上・地上システムで構成される。アプリのユーザーは時刻表、駅構内図、店舗情報、設備情報といった静的な情報の他にも、運行情報、列車の在線位置、号車ごとの混雑度などのリアルタイムな情報の中から必要な情報を入手できる。2014年3月にアプリをリリースして以来、ダウンロード数は140万件を超えているという。

エコモットが開発したシステムは「IoTプラットフォームFASTIO」。すぐに利用可能なアプリケーション、デバイス、通信回線、センサを一つのパッケージとして提供しており、あらゆる市場のユーザー企業が簡単に自社設備やサービスをIoT化できるプラットフォームだという。

他にも、ユーザー部門からは、みずほ銀行の「スマートフォン・ウェアラブル向けバンキング」がセキュリティ委員会特別賞を受賞した。これは、スマートフォンやApple Watchに口座残高などの金額情報を表示する仕組みで、同社が野村総合研究所やスタートアップ企業であるMoneySmartと連携して構築した。

「自分予報」の画面イメージ。ストレスの原因・要因がグラフで表示される

また、プロバイダー部門で優秀賞を受賞したスマートメディカルの「じぶん予報」は、「すべてのはたく人と企業を元気にする」をテーマにしたストレスチェック義務化対応アプリだ。ストレスチェックだけでなく、音声を入力することでその日の気分状態も計測でき、天候情報を気分と合わせて取得することで天候に応じた気分の日内変動なども予報する機能がある。

MCPC award 2015の表彰式は下記の通りとり行うという。
【日時】12 月3 日(木)、16:45~20:00
【場所】メルパルク東京  http://www.mielparque.jp/tokyo/

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