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【iPhoneと社内SNSで一体感!】エバラ食品の進化し続けるコミュニケーション

文◎太田智晴(編集部) 2015.10.01

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「黄金の味」や「浅漬けの素」などで有名なエバラ食品工業。グループの一体感をさらに醸成するため取り組んだのが、ICTによるコミュニケーション改革だった。iPhoneや社内SNS、ケータイ内線サービスなどを活用し、確かな成果を出している。

社内SNSの利用がトップダウンでスタートエバラ食品のコミュニケーション改革は、トップダウンで動き出した。グループ内のコミュニケーションを進化させ、統一したエバラブランドの価値共有と創造を進めるためには、「社内SNSがどうしても必要」――。社長のこの強い思いの下、2013年2月に社内ワーキンググループが発足。同年5月から社内SNSの利用がスタートしている。

FacebookやTwitterの企業版といえる社内SNSは、部門やグループ会社の枠を超えた情報共有や一体感づくりなどに大きな効果を発揮するコミュニケーションツールだ。だが一方で、社内SNSを社員に浸透させるまでが難しく、導入に失敗する企業も少なくない。

そのため門坂氏は、「導入前には全国の拠点に出向き、社内SNSの導入目的や操作手順まで、しっかりと説明して回りました」と振り返る。

また、やはり大きかったのが、トップのリーダーシップだ。「社長自ら積極的に投稿したり、社員の投稿にコメントしていますから、トップの強い意思が社員には伝わります。これも社内SNSが浸透していくうえで重要だったと思います」(門坂氏)。現在、エバラ食品の社内SNS上には数多くのテーマでグループが作られ、活発なコミュニケーションが行われている。

社内SNSには、所属する部署や拠点などを問わず、ほほすべての社員が積極的に参加しているが、なかでも多くの投稿をしているのが営業部門の社員たちである。

 

(左から)東京支店 広域量販第二課 チーフの岩下周平氏、人事室 人事課の大場建太郎氏

 

例えば、全国展開する大手広域量販店を担当している岩下周平氏。月に数回は出張に出かけ、全国の店舗を回るが、その際によく投稿しているのが売り場の写真だ。岩下氏だけではなく、他の営業員も同じように自分の訪問した売り場の様子を投稿しているという。「自分が行っていない売り場の様子も、社内SNSを見ると分かります。情報共有が非常に素早く簡単に行えるようになりました」と岩下氏は社内SNSの効果を実感している。

社内SNSを熱心に見ているのは、もちろん営業部門の社員だけではない。人事室 人事課の大場建太郎氏もその1人である。

「以前は海外グループ会社がどんな活動をしているのか情報がなかなか入って来ませんでした。しかし今は社内SNSを見て、海外の食事情や営業活動の動向など、内勤でもグループ各社の状況が分かります」

狙い通り、社内SNSはグループの一体感醸成に大きく貢献しているのである。


社内SNSの成功要因の1つはiPhoneエバラ食品の社内SNS導入がうまくいった要因として、もう1つ忘れてならないものがある。それはiPhoneだ。

社内SNSを活性化させるためには、いかに手軽に投稿・閲覧・コメントできる環境を整えるかも重要だ。そのためには、モバイルデバイスが欠かせない――。こう考えたエバラ食品は2013年5月の社内SNS導入にあわせて、KDDIのiPhoneを管理職と営業員に配布した。

同社では以前からモバイルデバイスを活用していたが、フィーチャーフォン、Androidスマートフォン、タブレット、PHS、モバイルデータ通信カードなど、部署ごとに様々なデバイスが混在。また、グループ会社によって通信会社もバラバラで、管理面やコスト面が課題となっていた。そこで社内SNSの導入を機に、モバイルデバイスについても見直しを図ったのだ。

「セキュリティや運用管理の容易さ、OSの更新の可否、そしてコストなどを比較した結果、iPhoneに決めました。KDDIを選んだ理由としては、当社の目指す方向感をしっかり理解し、それに合った提案をしてくれたことが大きいです」と門坂氏は話す。

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