企業ネットワーク最前線

リビング新聞の「KDDI WVS 2」導入効果――セキュリティのクラウド化で年間数百万円のコスト削減!

文◎太田智晴(編集部) 2015.08.31

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世界最大級のフリーペーパー発行企業であるリビング新聞グループは、全国の拠点をつなぐ広域ネットワークとして「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(WVS 2)を採用。WVS 2のサービスを利用し、従来オンプレミスで運用していたセキュリティアプライアンスをクラウド化した。その結果、年間数百万円のコスト効果を得ている。

インターネット回線の増強とOffice 365ダイレクト接続でパフォーマンスも向上WVS 2への移行に伴い、インターネット回線も強化された。

セキュリティクラウドは、クラウド化した各種セキュリティ機能と一緒に、高信頼のインターネット接続もセットで提供するサービスだ。そして、リビング新聞グループが導入したUTMのメニューには、1Gbps(ベストエフォート)のインターネット回線がセットになっている。従来のインターネット回線は100Mbpsだったので、帯域は10倍に広がった。

また、大手町のデータセンター経由でインターネット接続していた以前と違い、現在はデータセンター用とインターネット用の回線が物理的に別々にもなっている。

 


図表 リビング新聞グループのネットワーク構成イメージ

さらにWVS 2に移行した4月、リビング新聞グループではもう1つ、ネットワークに関する変更を行っている。「Office 365ダイレクト接続」の導入である。

リビング新聞グループは、昨年4月にOffice 365 with KDDIを採用。2年前から利用しているKDDIのiPadとも組み合わせて、Office 365を活用している。例えばリビングアドバイザーと呼ばれる女性営業スタッフたちは、iPadとOffice 365 with KDDIを活用し、外出先でもオフィスにいるのと同じようにメールでやりとり。また、OneDrive for Businessに保存している資料の中から、クライアントの要望に合った資料をiPadで見せながら提案するなど、商談時にも大活躍しているそうだ。


営業スタッフの提案活動にも活躍するiPadとOffice 365 with KDDI。様々な資料やフリーペーパーのバックナンバーなどがクラウド上に保存され、いつでもクライアントに見せながら説明できる

 

Office 365の選定時には、複数のリセラーを比較検討したというが、「KDDIを選ぶポイントのひとつとなったのが、このOffice 365ダイレクト接続でした」と情報システム部 リーダーの石野真氏は語る。

そのOffice 365ダイレクト接続の利用をいよいよ開始したのである。

 

サンケイリビング新聞社 情報システム部 リーダー 石野真氏

 

Office 365ダイレクト接続とは、WVS/WVS 2とOffice 365のデータセンターを直結するサービスで、安定的な利用を得ることができる。

実際、WVS 2やOffice 365ダイレクト接続の効果により、リビング新聞グループでは、インターネットおよびOffice 365へのアクセススピードが格段に向上したという。

「4月に本社から埼玉支社に異動した社員が、『埼玉に行ってインターネットがかなり速くなった』と言っていましたが、もちろん埼玉支社が特別速いわけではありません。WVS 2への移行により、速くなったのです」(高野氏)


「クラウドの一番の魅力は、使えるサービスや機能がどんどん増えていくこと」リビング新聞グループでは、Office 365 with KDDIの契約プランもこの4月にアップグレード。「まだまだトライアルの段階」(石野氏)だというが、新たにユニファイドコミュニケーション(UC)の「Lync Online(現:Skype for Business)」やエンタープライズソーシャルの「Yammer」も利用し始めた。

「クラウドの一番の魅力は、使えるサービスや機能がどんどん増えていくこと。今回UTMを導入しましたが、標的型攻撃対策などもWVS 2でサービスとして提供してほしいですね」と高野氏。

リビング新聞グループは、クラウドへのシフトを加速することで、ICT活用をさらに進化させていきたい考えだ。

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