企業ネットワーク最前線

IoT活用の自動車保険 2020年に世界で500億ドル規模へ――国内損保の動きも活発化

文◎内野治恵(フリーライター) 2015.02.16

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Insure The Box社のテレマティクス保険で
使用されている「Black Box」

IoTを活用して運転情報を取得。これを基に保険料を決定する「運転行動連動型」の自動車保険が海外では普及しつつある。米国では2020年には半数が運転行動連動型になるとの見方もあるほどだ。日本では導入が遅れていたが、いよいよ国内損保の動きも活発になってきている。


損保ジャパン日本興亜は、IoTを活用した企業向け安全運転支援サービス「スマイリングロード」を3月から全国で提供する。車両に設置した通信機能付きドライブレコーダーで走行データを収集。集めたビッグデータをクラウド上で解析し、ドライバーや企業の管理者に安全運転診断や危険運転などの情報をフィードバックするサービスだ。

このスマイリングロードは、損保ジャパン日本興亜の自動車保険フリート契約に加入する企業向けのサービスで、1台につき月額1800円の料金がかかるが、興味深いのは全車両で利用すれば保険料が5%割引になる点である。サービスの主眼は、ドライバーの安全運転意識の向上や管理者による効率的な指導の支援にあるが、保険料の削減も期待できるのだ。


スマイリングロードのドライブレコーダー
スマイリングロードのドライブレコーダー。GPS、加速度センサー、カメラ、3G通信機能を備えている(東芝製)


実は海外ではこのようにIoTで運転情報を取得し、これを基に保険料を決定する運転行動連動型(PHYD:Pay How You Drive)テレマティクス保険が普及し始めている。なお、テレマティクス保険には、走行距離連動型(PAYD:Pay As You Drive)もあり、こちらは日本国内でも一部で提供が始まっている。


テレマティクス保険の概要
テレマティクス保険の概要(出典:国土交通省資料 http://www.mlit.go.jp/common/001061957.pdf

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