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【在宅介護がiPadで変わる!】開始2カ月で2000人超のケアマネに広まったカイポケタブレット

文◎太田智晴(編集部) 2014.06.26

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在宅介護の現場で中心的役割を担うケアマネジャー。その業務をiPad Airにより支援するサービス「カイポケタブレット」が今年4月から始まった。利用者の数は開始2カ月で2000人を突破。ケアマネジャーの業務負荷削減に貢献するのに加え、介護サービスの質向上にもつながる点が、急速に広まっている理由だ。

iPad Airを選んだ理由は「安定供給」「開発効率」「有名度」

エス・エム・エスでは、カイポケタブレットのアプリをあらかじめインストールしたうえで、KDDIの3G/LTE通信サービスが付いたiPad Airを、希望する会員に無償貸与している(1台まで)。無料なのは、カイポケ経営支援サービスの月額利用料の中に、機器レンタル代や通信費などが含まれているからだ。

数あるタブレットのうち、iPad Airを選んだ理由は3つあるという。

1つめは、安定供給できること。カイポケ経営支援サービスを利用する居宅介護支援事業者すべてにタブレットを配布していくと考えると、端末を安定供給できるかどうかは極めて重要なポイントだった。その点、iPad Airの信頼性は高い。

2つめは、開発の効率性だ。端末をiPad Airに絞れば、アプリケーション開発を大幅に効率化できる。

そして3つめは、iPad Airが非常に有名なハードウェアであることだ。「ケアマネジャーの方は、『タブレットを触るのは初めて』という方がほとんどです。しかし、iPad AirであればCMなどで知っていますから親近感もあるでしょうし、家族や友人などに使っている方も多いはずですから、操作に困っても周りに聞くことができます」

KDDIのiPad Airを採用する決め手となったのは、運用面での安心感からだったという。

「今後、数千台、数万台のiPad Airをレンタル提供していくとなると、運用が非常に難しくなることが予想できました。いくつかの通信キャリアさんに相談するなかで、『KDDIとなら一緒に最適な運用モデルを作っていけそうだ』という安心感、信頼感を持てたことが一番大きかったです」

実際これまでのところ、非常にうまく運用できているそうだ。「細かなトラブルはもちろんありますが、そのたびに『こんなことがありました』と情報を上げてくれるうえ、『こう変えていきましょう』という改善案も素早く提案してくれます」と大日向氏は評価する。

通信品質にも満足している。「会員は全国に広がっているので、どこかしら『電波がつながらない』ところが出てくるだろうと思っていました。しかし、そうした声は今のところ1つも上がっていません」

今年4月から提供が始まったカイポケタブレット。iPad Airの配布台数は、配布開始から53日後の5月中に累計2000台を突破した。「自信はありましたが、予想以上の好評です」と手応えを語る大日向氏が掲げる目標は、カイポケタブレットを牽引役にカイポケ経営支援サービスの会員を増やし、2017年4月までに2万台のiPad Airを配布すること。

この目標が達成されたとき、日本の在宅介護の効率性やサービスの質も、大きな飛躍を遂げていることになる。

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