新製品&新サービス

シスコがOpenFlow対抗のサウスバウンドAPI「OpFlex」を発表

文◎太田智晴(編集部) 2014.04.15

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

シスコ シニアバイスプレジデント
グローバル データセンター/
バーチャライゼーションセールス
フランク・パルンボ氏

シスコ独自のSDNアーキテクチャといえるACI(Application Centric Infrastructure)。そのオープン戦略のカギとなるサウスバウンドAPI「OpFlex」が発表された。OpenFlowと違って、簡単なポリシーを定義するだけで動的なプロビジョニングが実現できるという。


大きな変革のときを迎えているデータセンターネットワーク――。ネットワークベンダー各社は「SDN」をキーワードに解決策を提供しようとしているが、これとは一線を画すかたちでシスコが提案するのが「Application Centric Infrastructure」(ACI)である関連記事

シスコシステムズは2014年4月15日に開催した記者説明会の中で、ACIに関するアップデートを行った。

 

サウスバウンドAPI「OpFlex」をIETFで標準化

ACIは、アプリケーション中心のネットワークインフラを実現するものだ。アプリケーションに必要な要件を記述したポリシーを定義しておくだけで、インフラのプロビジョニングを自動で行えるため、アプリケーションの展開を効率化できるという。仮想マシンだけでなく物理的なワークロード(ベアメタル)、多くのハイパーバイザーに対応するのも特徴である。

ACIは、コントローラの「Application Policy Infrastructure Controller」(APIC)、データセンター向けスイッチの「Nexus 9000シリーズ」、そしてサードパーティのロードバランサーやファイアウォールなどで構成されるが、今回そのサウスバウンドAPIである「OpFlex」が発表された。


OpFlexの概要
OpFlexの概要


OpFlexはAPICと様々なベンダーの仮想/物理スイッチ、L4-7デバイスとのインターフェースとなるプロトコルで、シスコ本社のシニアバイスプレジデントであるフランク・パルンボ氏は「シスコだけが仕様を書いているわけではない」とオープンな取り組みであることを強調した。現在、F5ネットワークスやシトリックス・システムズ、マイクロソフト、IBMなど8社と共同で、IETFでの標準化に取り組んでいるという。


OpFlexの標準化作業に参加するベンダー一覧
OpFlexの標準化作業に参加するベンダー一覧


SDNのサウスバウンドAPIといえば、OpenFlowが有名だが、「OpneFlowは非常に細かいところまで命令しないといけない。このため、ある程度のスケーラビリティが必要な場合は、管理が難しくなる。こういうこともあり、OpenFlowは普及が進んでいない、あるいは大規模な環境では使われていない」とプロダクトマネージャの及川尚氏は解説。

対してACIおよびOpFlexは、「非常にシンプルなポリシーを定義するだけで、あとはコントロールプレーンとデータプレーンが自動でやってくれる」とその優位性を強調した。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

watchguard1712
cyvereason1712
paloalto1712

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】つながるクルマが「移動」を変える
     モビリティIoT革命


◆[インタビュー]シスコ鈴木専務「IoTの幻滅期をいち早く経験したシスコは他社の1年先を行く」 ◆920MHz帯“大混雑時代”の対応策に ◆LPWAで地域活性化に挑む藤枝市 ◆handyがホテルの客室電話を変える ◆ネットワークセキュリティの新常識 ◆IoTルーター/ゲートウェイの最新トレンド

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

サクサ中小企業も容易にセキュリティ対策

サクサのUTM「SS5000」は、コンパクトながら充実機能。外部だけでなく内部の脅威にも対応できる。

Office 365ADCでOffice 365通信の課題解決!

Office 365通信の課題であるプロキシ/FWの負荷増大と運用の複雑化を一気に解決するのがADCだ。

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンネットワークとPCを同時に守る!

ウォッチガードはNW防御にエンドポイントでのセンサー技術を組み合わせ、包括的で効果的な対策を実現!

サイバーリーズンAIで攻撃の兆候をリアルタイム検知
既知だけでなく未知の脅威も防御

AIを活用した独自分析技術で、悪意ある振る舞いを検知するEDR製品。

パロアルトネットワークスGTP-C/GTP-Uのセキュリティ強化
次世代FWをモバイル網に適用

携帯電話事業者のネットワークは次世代ファイアウォールが守る。

NECマグナスコミュニケーションズPHS/ISDNからLTEへ簡単移行!

「マルチキャリアで冗長化したい」「シリアルI/Fなど既存環境に手を加えたくない」といった声に応える。

アットマークテクノ柔軟な拡張性・出荷実績30万台の
安心感の日本製IoTゲートウェイ

ASEAN中心に認証を取得で、IoTシステムの海外展開にも便利だ。

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション201712
wj2018b
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2017 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます