導入・選定ガイド

ユニファイドコミュニケーション導入・構築のポイント(前編)

クラウド型UCの導入前に知っておきたい3つの課題

文◎坪田弘樹(編集部) 2014.02.12

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

クラウドの普及によりユニファイドコミュニケーション(UC)が導入しやすくなった。だが、既存システム/ネットワークとの連携において、新たな課題も出てきている。UC導入・構築の現場で浮上している課題をレポートする。


電話とメールを中心とした既存のコミュニケーション環境からユニファイドコミュニケーション(UC)へと移行するには、UC基盤製品やアプリケーションを導入するだけでなく、ネットワークインフラの再整備・構築、電話設備や認証基盤といった既存システムとのインテグレーション作業が伴う。

下の図表は、日本マイクロソフトのMicrosoft Lyncを例に、電話システムと統合したUCシステムの構成イメージを図示したものだ。ディレクトリ・認証システム、セキュリティ等も含めたサーバー群と、ネットワークインフラ/端末、そして既存の電話設備が連携する。


図表 UCシステムの構成イメージ(Lync2013 エンタープライズボイスの例)
UCシステムの構成イメージ(Lync2013 エンタープライズボイスの例)


このように、IT、ネットワーク、そして音声と幅広い領域におよぶUC構築においては、留意すべきポイントも多岐にわたる。

そこで、実際のUC導入・構築の現場では今、どのような課題やニーズが生じているのか、複数ベンダーの製品・サービスを扱ってUCを手掛けているSIer、三井情報、ユニアデックス、NECネッツエスアイの3社に取材し、UC導入の実態とシステム構築の課題を整理した。2回に分けてレポートする。

クラウドで浮上するUCの新課題

UCの導入形態の最近の傾向として見逃せないのが、クラウド型UCサービスの利用が増加していることだ。IM(インスタントメッセージング)やプレゼンス、メール、スケジューラ、VoIP/ビデオ通話、遠隔会議などを小規模に低コストで使い始められるため、これをUCの入口とするユーザーも多い。

三井情報はシスコシステムズの「WebEX」、グーグルの「Google Apps for Business」、日本マイクロソフトの「Office 365」と、各種のサービスを取り扱っている。次世代コミュニケーション事業本部市場開発部部長の吉澤比呂志氏は、「これまで我々がオンプレミス型で作ってきたかなりの部分が、サービスでできてしまう。今、お客様はUCに入りやすい状況」と話す。

今後は、こうしたパブリック型のクラウドサービスを入口として、その後オンプレミス型や、両形態を連携させたハイブリッド型へ移行する動きが増えるだろう。その流れに沿って、今回はまず、クラウド型UCの導入企業が抱える課題を整理する。

SIer各社のUC担当者が強調するポイントは、ID管理・認証基盤の統合、IMのログ管理、そしてトラフィックの把握の3点だ。

 

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

yamaha1709
uniadex1709
nec1707

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】セルラーLPWAでGO!
●LTE-MとNB-IoTの違い/●世界のセルラーLPWA商用展開マップ/●注目セルラーLPWA事例 ほか

◆[インタビュー]NTTドコモ 執行役員 大野友義氏「対話型AIであらゆる生活を革新」 ◆LTEコードレス「sXGP」- 自営PHSから自営LTEへ ◆OTTも参戦!海底ケーブル市場の今 ◆ネットワーク監視ツール ◆働き方改革で拡大する法人スマデバ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
ロジクール

スペシャルトピックス

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
ms
iot15
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます