NTT東西が新NGNサービス投入、帯域確保型データ通信「データコネクト」を開始

NTT東日本/西日本は2010年5月31日、電話番号(0AB~J番号)を利用した帯域確保型のデータ通信サービス「データコネクト」を6月1日から提供すると発表した。NGNを活用したブロードバンドアクセスサービス「フレッツ 光ネクスト」の新サービスとして提供されるもので、利用にはひかり電話の契約が必要となる。また、NTT東西は併せて、センター拠点向けの光IP電話サービス「ひかり電話ナンバーゲート」も提供する。

データコネクトのロゴ

「データコネクト」のロゴ

データコネクトは、フレッツ 光ネクストユーザー間で、セキュアかつ帯域が確保されたデータ通信を従量課金で行えるサービスだ。通信相手の指定には電話番号を利用する。

現在、セキュアにデータ通信を行いたい場合には、IP-VPNなどの常時接続・定額制のサービスを利用するのが一般的だ。だが、例えばパートナー企業と一時的にセキュアに通信したいケースなど、必要なときだけ利用したい場合には、こうした常時接続・定額制のサービスは割高である。セキュアなデータ通信サービスを必要なときだけオンデマンドに利用したいというニーズは以前からあったが、データコネクトはこうしたニーズに応えるものだ。

NTT東西ではデータコネクトの主な利用シーンとして、IP-FAX、店舗・小規模拠点とセンター拠点間の通信、家庭での写真や動画等のファイル共有を挙げている。

データコネクトの通信料は以下の図表の通り。利用帯域1Mbpsまでは30秒単位の課金となっており、1Mbpsを超える通信についてはテレビ電話の通信料と同額が適用される。

図表 データコネクトの通信料
データコネクトの通信料金

また、同日から提供が始まるひかり電話ナンバーゲートは、ASP事業者や企業向けの光IP電話サービスだ。100M~800Mbpsの大容量の帯域確保型通信が可能で、最大200チャネル・100番号に対応。例えば、SaaS型テレビ会議サービス事業者のセンター拠点用や、データコネクトを活用した店舗・小規模拠点とセンター拠点間通信のセンター拠点用などに適しているという。基本料金は月額17万円~136万円(税別)。

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